薬学生時代は、趣味に没頭とても充実した学生生活でした!
薬学生のアルバイト事情を知りたい。
6年制で忙しそうな薬学部、アルバイトって出来るの?
薬学部生時代は、趣味に没頭とても充実した学生生活でした。かなでです。
今回は、薬学生のアルバイト事情について紹介します。
国家試験や医療機関での実務実習、専門性の高い勉強で忙しそう!
と印象を持たれることが多い薬学部。
結論からお話しすると、留年しないように注意すれば、アルバイトはいくらでもできます。
実際に、わたしは、社畜レベルでアルバイトをしていました。
扶養控除が外れる「年間103万円」を超えないように、12月になると、バイト代と勤務時間の調整してたレベル。
現役の薬学生さん、薬学部に興味を持っている高校生さんは、ぜひ参考にしてください。今回は、わたしの学生時代の経験を基に、記事をまとめました。
薬学部生はアルバイトはしないのか→する人が多い
結論から言うと、薬学生でもアルバイトは出来ます。する人もいれば、全くしない人もいます。ただ、個人的にはアルバイトをした方が良いと思っています。
アルバイトをしない人は全くしないし、逆に社畜のように働いている人もいたよ。
薬学生がアルバイトをするメリット
薬学生がアルバイトをした方がいいと考える理由を紹介します。
- 社会にでる前段階として、社会人の経験が出来る
- 視野が広がる(薬剤師職以外の仕事を経験できる)
- 薬学生以外の同世代と交流できる
- 趣味にお金を費やせる
- アルバイトの経験が、就職活動時に使える
実際に薬剤師として就職をしてみて、「薬学生の時にアルバイトをしていて良かった」と思う場面に複数遭遇しました。
特に、外の業界の人や学生と接する機会が増えること。これはメリットが大きいです。
薬剤師として就職するなら、企業、病院、薬局やドラッグストアのどれかに所属することが大多数。正社員として、勤務をしていると、自ずと生活の大半を薬剤師または関連のお取引様とのみ接することになります。よくも悪くも狭い業界。薬学生の内に、いろんな業界の人や学生と接しておくと、視野が広がります。
ぜひ、アルバイトをして、いろんな人と接して視野を広げてみて下さい。
アルバイトをしないにしても、外部活動、部活、サークル…なにか1つ積極的に打ち込めるものがあれば良いね。
薬学生がアルバイトをした方が良い理由を挙げたところで、これからは、アルバイトを「する」人に向けて、紹介します。
ただ、勉学や実習で忙しい薬学生。アルバイトを思いっきり出来る時期と、避けた方が良い期間があります。
薬学生はバイトにどれくらい入れる?ー忙しい時期は避けよう
薬学生のアルバイトに入れる頻度は、学年や時期によって様々。隙間時間を上手に活用すれば、社畜並みのアルバイトを可能です。
わたしの薬学生時代【アルバイト事情】
わたしは、6年間の薬学部生活で、アルバイトを5つ経験しました。
友達との交流や趣味を楽しみつつ、1~4年生はアルバイトにめちゃくちゃ入っていました。年間で80~100万円分。当時の時給900円で換算すると、月に74~92時間勤務していました。
平日の夕方5時間、休日は8時間を目安に働いたよ。
わたしは、趣味(オタ活)でお金を使うので、アルバイトをたくさんしていましたが、友人も、多かれ少なかれ一度はアルバイトを経験していました。
4年生以降は、学生生活が忙しくなったのと、社会人になるまでに遊びつくすぞ!と決めて、週2~3日、1日4~5時間勤務に減らしました。(その分、趣味(オタ活)に時間を費やしました(笑))
アルバイトがたくさん出来る時期【一例】
- 1~4年生の平日夜、土日(研究室活動が始まるまで)
- 長期休暇中(1~3月、7~9月)
- 5年生の実務実習期間外
各大学、各研究室の方針によって異なります。
1年生から研究室配属前(4年生ごろ)まで、講義時間外は、ほとんど自由。平日も夕方から、アルバイトに入れることが多いです。
研究室配属後は、研究室によっては休日も登校が必要な場合や、そもそも忙しいなど、配属先で大きく異なります。
アルバイト>研究室なら、研究室選びは大切だね
学生生活が忙しい時期【実務実習、テスト、CBT、就職活動、国家試験前】
- 前期試験前(7~8月)、後期試験前(1月)
- CBT前、OSCE前(4年生の後期ごろ)
- 病院、薬局の実務実習期間中(5年生の約6か月間)
- 就職活動(早くて5年生以降)
- 国家試験前(特に6年生後期以降)
薬学部は、必須科目が多いので、一単位落とすだけでも留年の可能性があります。
他学部に比べると、留年率が高い薬学部。
アルバイトを頑張りすぎて、学生生活が疎かにならないように、計画を立てて行動しましょう。
5年生の実務実習は、薬局と病院の両方に行きます。期間は合計6か月間。実習先で、実習時間が違います。実習期間中に、アルバイトに入る余裕があるかは、実習先で異なります。
何時に終わるのか、どれくらいしんどいのか、勉強会があるのか、などは、実習を終えた大学の先輩に情報を聞いておきましょう。
わたしの場合、病院も薬局も、実習が始まってはじめの1か月間は、休日だけアルバイトに入るようにしていたよ!
私立大学では、CBTやOSCE、国家試験の試験対策が万全なところが多いです。具体的な期間でいえば、4年生後期と6年生後期(早いところは前期から)。この期間は、朝から晩まで、試験対策の講義や確認試験があって、アルバイトに入りづらいので注意。
特に、国家試験前は、精神的にもアルバイトに入る余裕がなくなります。6年生後期~国試(2月下旬)は、アルバイトは出来ないものとして、計画を立てましょう。
薬学部の学生にオススメのアルバイト
薬学生にオススメのアルバイト
- 老若男女問わずに、いろんな人と接するアルバイト
- 飲食店、ホームセンターなどの接客業
- イベントスタッフ
- 家庭教師、個別指導塾の講師
薬剤師になると、コミュニケーション能力は必須(社会人になった現在、痛感)。入学すると、大学の教授や先輩からも、耳にタコが出来るくらい聞かされると思います(笑)
・その場の状況を把握する能力
・端的に必要なことを伝えて、聞き取る能力
・老若男女を問わずに会話する能力
学生時代、上記の能力が鍛えられたのは、5年生の実務実習とアルバイト(接客業)でした。
(わたしがこの能力に長けているかはさておき←)学生時代にアルバイトで、いろんな立場の人と接してみることをオススメします。失敗しても大ダメージを受けないのが、学生の良い点です。
コミュ障と自負している人なら、無理のない範囲でいろんな人と接してみよう。
わたしは、アルバイトを通して世代が違う人と話せるようになったよ。
年間103万円近く稼ぎたい、ストイックな人向け
薬学生で、年間103万円近くをアルバイトで稼ぎたい、ストイックな人へ。以下を意識してアルバイトを選ぶといいですよ。
- 時給が高い
- 時間に融通が利く(シフト制など)
- 試験前に休みやすい、休むことに理解がある
- 平日は、夕方から夜の時間帯で勤務可能
- 人間関係が円滑
ポイントは、時間単価、時間の融通、人間関係です。
薬学部は、基本的に時間の拘束を受けやすい学部です。そのため、たくさん稼ごうと思うと、長期休暇中や平日の夕方など、自由な時間に、効率よくアルバイトに入ることが必須になります。
私も、時給が高いアルバイトと、シフトに融通が利くアルバイトを組み合わせていたよ。
時間単価が高いということは、忙しい、責任が重い、などの理由があることが多いです。実際に働いてみないと、自分に合う合わないは分からないので、前向きに挑戦してみましょう。
ただし、本業は学生であることを忘れないようにね
まとめ【薬学生もアルバイトをしよう!】
今回は、薬学生におすすめのアルバイトを自分の経験から紹介しました。
学生がアルバイトする理由は、様々です。
・生活費や娯楽費を稼ぎたい
・社会経験をしたい
・交友関係を広めたい
いずれにしても、薬学部に通いながらアルバイトをすることは可能です。わたしは実家暮らしでしたが、下宿中の友人もしていましたよ。
もちろん、他学部よりもプライベートな時間が少ないもの事実です。講義の習得度や予定の組み方など、自己管理の仕方次第で、なんとでもカバーは可能です。
自分の目的や計画に合ったアルバイト先を探して、学生生活にしか出来ない貴重な経験を積んでくださいね。
もちろん、学生時代はたくさん遊んでください!
薬剤師の上京生活については、下記の記事で紹介しています▼